株式会社GEEX(ギークス)のTwitter広報アカウントの中の人「社員K」こと近藤です。
株式会社GEEXのTwitterアカウント(https://twitter.com/geex_official)もよろしくお願いします。
今回はパソコンをWindows11の求めるシステム要件を満たすように対応させた話です。
# アップグレードはしていません!
プライベートで使っているデスクトップパソコンは、パーツを集めて組んだ自作PCです。
2年ほど前に組んだ、そこそこ良いスペックのWinsows10のパソコンのはずなので、システム要件を満たしているはずです。
https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11-%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E8%A6%81%E4%BB%B6-86c11283-ea52-4782-9efd-7674389a7ba3
ということで、PC正常性チェックアプリで対応しているか確認しました。
そして、結果は……。
・TPM 2.0がこのPCでサポートされ、有効になっている必要があります。
・PCはセキュアブートをサポートしている必要があります。
……なにそれ?
CPUやハードディスクなど、スペックは確かに満たしているようです。
しかし、見知らぬ項目で引っかかってしまい、困惑です。
・TPM 2.0がこのPCでサポートされ、有効になっている必要があります。
TPMとは?
TPMとは、Trusted Platform Moduleの略称で、「デバイス上で様々なセキュリティ機能を提供するためのモジュール」ということです。
普通に使用する分には気にしなくて良さそうな情報っぽいので、解決策を調べます。
すると、BIOSの設定でどうにかなるようでした。
ここ最近のマザーボードであれば、対応しているということで、こちらはBIOSの設定で問題なく解決できました。
・PCはセキュアブートをサポートしている必要があります。
謎です。
ちょっと詳しい職業やってるので、「謎」で済みますが、そうでない場合、頭が痛くなること間違いなし。
もしかすると、解決を諦める人も出てきそうです。
「セキュアブートとは、コンピュータ起動時の安全性を確保するため、デジタル署名で起動するソフトウェアを検証する機能。UEFI(BIOS)の機能として提供され、OSに関係なく利用できる。」
起動時に改ざんされていないかチェックして、怪しいならエラー出して起動しないようする機能のようです。
これも、普通に使う分には気にしなくて良いでしょう。
解決策を調べると、セキュアブートの設定を「システム情報」から有効か無効か確認できるようです。
その設定を見てみると、
「サポートしていません」
えっ
無効とか有効とかそういう話ではなく……?
さらに調べてみると、ハードディスクがのパーティションの設定がGPI形式である必要があるとのことです。
ハードディスクの形式には、MBR形式とGPI形式があります。
MBR形式は、2TBが上限となり古いOSで使用されている形式です。
GPI形式は、2TBでも問題なく、家庭で使うPCとしては上限はないようなものです。
私の使っているパソコンは、SSDとHDDを1つずつ搭載したパソコンです。
HDDは2TBより大きいハードディスクなので、GPI形式のはずです。
問題は、SSDです。
プロンプトで形式が見れるようなので、早速見てみます。
> SSDがMBR形式 <
これです。完全にこれが原因です。
GPI形式に変換しないといけません。
しかし、SSDはWindowsのOSが入っているシステムドライブです。
下手に変換したら起動しなくなることは目に見えています。
なんと、そんなことを見越したかのように手段がありました。
「回復オプション」からWindowsを立ち上げずにコマンドプロンプトを起動できるようです。
先人の方、ありがとう!
そのコマンドからSSDをGPI形式に変換!
正常終了、問題なし!
再度、PCの正常性アプリでWindows11に対応しているか確認。
「Windows11の準備ができました」
やりました。これでWindows11にアップグレードできる準備が整いました。
が、しかし、これはプライベートで使用しているパソコンです。
Windows10もまだサポートしています。Win11に上げることで、起動できなくなるアプリもあるでしょう。
なので、準備の段階までで、実際のアップグレードは後日にしようと思います。
当記事で使用している画像はぱくたそ様(https://www.pakutaso.com/)の画像を利用しています。